日本人は投資を恐れ過ぎている
最近ネットで「FIRE」という言葉を目にするようになりました。
FIREとは、Finacial Independence Retire Earlyの略で、経済的自立早期リタイアを意味します。仕事をしないで資産運用をすることで生活をしていくわけです。
いいですね~、僕もFIREしたいですね。その前にFIREDされそうですが笑
早期リタイアするわけですから資産が必要で、一年の支出の25倍の資産が必要と言われています。(利回り4%で運用すれば減らない)
で、その金額貯めるために仕事と節約だけでは厳しいわけで株や投資信託や債券に投資をする訳です。
そこで皆さんに一つ聞きたいことがあります。
投資についてどういう印象を持っていますか?
- ギャンブルでミスすれば破産
- 金持ちがやること
- 働かないで金を得るのはずるい
こういったマイナスな印象を持っている方は多いのではないでしょうか?投資のことでニュースになるのは、インサイダー取引や投資詐欺等が主なので仕方ないかと思います。
しかしこれらのマイナスイメージを日本人は持ちすぎていると思います。事実、証券業協会の「証券投資に関する全国調査(平成30年発表)」によると、個人の有価証券保有率は18.0%と低いものとなっています。
今日はその誤解を解いていきたいと思います。
投資で普通は破産しない
投資はギャンブルじゃないとまでは言いません。リスクのある行為であるのは確かなので。
しかし、株や投資信託で破産することはないです。
無いというのは語弊があるかもしれませんが、現物取引だったら負債を負うことはありません。
現物取引は普通にお金で購入して売るという、イメージしやすい取引です。一方で信用取引というものが存在して、そちらでは証券会社に保証金を預けて保有資産を超える額で取引を行います。
負債を負う可能性があるのは信用取引の方で、現物取引では購入した株が紙切れになっても負債はありません。
金持ちでなくてもできる
投資信託という、証券会社の人間に資産を預けて運用してもらうという金融商品があります。
最近ではSBI証券などのネット証券で100円から買えるものもあり少額から投資することが可能です。
またインデックス投資という株価指数(ナスダックとか日経平均)に投資するものが流行っており、これらでは自動的に分散投資をすることが出来ます。
円での預金だってリスクゼロではない
これは投資商品で人をだます時にも使われる謳い文句かもしれませんが、円で銀行に預金することだってリスクゼロではありません。
日本はこれまでずっとデフレ気味で実感しづらいですが、インフレになって物価が上がっていけば預金した円の価値は相対的に下がっていきます。
つまり預金では元本が保証されているものの、その価値が目減りしていく可能性もあるわけです。
投資したお金で企業が成長する
これはタイトルの通りであなたが投資したお金を使うことによって、企業は成長していくわけで、投資によってお金を儲けるのは全く悪いことではありません。
さいごに
投資は基本的に余剰資金で行うもので、生活費に手を出してやるものではありません。
リスクとリターンは一対一に対応しており、リスクを小さくすればリターンも小さくなります。逆にリターンを大きくしようとすればリスクが多くなります。
自分の許容するリスクの中で最大のリターンを求めるのが重要なので、自分で考えて投資をするのが重要だと思います。
次回は投資に夢を見過ぎるなという内容で書きたいと思います。