今更ファスタークG1のレビューをしてみる
最近厚さMAXが登場して少し話題のファスタークG1。ニッタクの出す大ヒットラバーで、長年多くの卓球人に愛されているラバーです。
僕は高校時代に使用していて最も長い時間共にしたラバーでしたが、大学入ってから色んなラバーを試していて長い期間離れていました。
最近ファスタークG1に戻してやっぱりいいなと思いました。最近G1の評判がネットであまり良くないけど全然そんなことないぞ、ということでレビューをしていきたいと思います。
※今回は特厚を使用しています
ラケット:馬龍カーボン3
F:ファスタークG1 特厚
B:QUANTUM X PRO 厚
で使用しました。
↓QUANTUM X PROはこちらに
QUANTUM X PRO(クァンタムエックスプロ) レビュー・感想 - ヤスクマの卓球Log
重量
特厚でカットした後の重さで48gでした。スポンジの厚さがMAXじゃないので、他のスピン系テンションに比べて軽めですね。
攻撃系技術
ドライブ(対上)
シートが硬いのが特徴なのでボールの後ろから強く当てるとすごくいいボールが行きます(少しミート打ちに近い打ち方?)。また、シートでカチッと回転をかけると少し遅くて回転量の多いボールが出せます。打点が下がってしまったときはこちらの打ち方が合うと思います。結構直線的に飛ぶので。
一方で、シートが硬い為適当に当てると棒玉がいきます。ここはシートが柔らかいテナジー05やヴェンタスエキストラと違う点ですね。
ドライブ(対下)
シートで回転をかけてループドライブをするのがやりやすいです。回転量も満足です。一方で強いボールを打つのはスイングスピードがないと難しい気がします。スポンジでつかむ感じは薄いので、そういう打ち方が好きな人はテナジー05とかの方が好きだと思います。
スマッシュorミート打ち
ボールをはじく技術は最高です。伊藤美誠選手を見れば分かると思います。
直線的にボールを飛ばすことが出来るからミート打ちがしやすいんでしょうね。僕は練習不足の時、ミートに頼りがちなので嬉しい性能です。最近のラバーはミートよりドライブに重点を置いたものが多いので、こういうラバーは意外と助かります。
守備系技術
ブロック
意外と弾まないから抑えるのが簡単です。一方で微妙に癖玉がでてとりづらいブロックも出せてgoodです。
カウンター
テナジー05が好きな人は嫌いな感じだと思う。思いっきりかけ返すというより打点の高いところで力を抜いてなでると良いボールがいきました。直線的なので打点を下げると難しい印象です。これは腕が足りないことも関係してそうですが笑
サーブ・台上など
ここは個人の技量に大きく依存するのですが、弾みが弱いことで全般的にやりやすい印象です。シートで思いっ切りかけるツッツキやストップがやりやすい印象です。あとは弾く系のフリックが良いです。
個人的にはロングサーブが出しやすかったです。自分のスイングの通りのボールが出るから、軌道のイメージがしやすくて好きです。
ここはMAXになった時にどう変わるんだろうと思いました。
まとめ
全体的に普通でびっくりするような性能ではないのですが、扱いやすくて僕好みの性能です。テナジー05とは対極的にあるラバーという感じがします。合う打ち方が全く違うと思います。テナジーが微妙に合わないんだよな、っていう人には是非試してみて欲しいです。
厚さMAXも試してみたいですね。