ラザンターR48 レビュー・評価
今回は、2020年5月にandroから発売されたラザンターR48を3カ月ほど使用したので、個人的なレビューを書いていきたいと思います。厚さは2.0で使用しました。
基本情報
ラザンターR48はドイツ製のスピン系テンションラバーです。同社のラザンターR53と同様にエナジーセル技術を搭載したものとなっており、その点でR47とは異なっています。R53の柔らかいバージョンという立ち位置になっています。卓球王国やyoutuberの方が絶賛しており、気になる人も多いのではないでしょうか。
重量
厚さ2.0mmで重さは48g(カット後)でした。同じ硬度帯では平均的な重さですね。前情報として非常に弾みが強いことが分かっていたので、UMAXではなく2.0を選びました。
また、ラケットはゼクスギアインを使用しました。
攻撃系技術
軽打(ミート)
48度にしては食い込ませやすく上に飛ぶ感覚が非常に強かったです。個人的にはミートで持ち上がる系のラバーは苦手で、弾みが強いこともあってオーバーミスが多くなってしまいました。厚さは2.0でも非常に飛ぶため、UMAXだったらどんだけ飛ぶんだと思いました。
ドライブ(対上)
回転はかけやすいのですが、いまいち弧線が出なく回転量は並だなと思いました。テナジー05の方が弧線は出るし、回転量もスーパーヴェンタスの方が多いなと思いました。回転が掛かりやすいと言う人も多くいらっしゃるので、僕の打ち方が合ってないのかもしれません(ちょっと柔らかいのかも)。
スピードボールは出しやすくて打ち抜くボールは打ちやすいのですが、回転が微妙でつなぐボールのオーバーミスが多くなってしまいました。
前に振るといいボールが出るのでその点はテナジーに似ているのかなと思いました。
ドライブ(対下)
僕はシートで強く擦ってループドライブを打つのが好きなのですが、シートが柔らかいのもあって感覚は好きではないです。回転自体は十分かかるので好みの問題ですね。
逆に一発で打ち抜くようなスピードドライブは非常に打ちやすいです。前に振ってゴリゴリに攻めるの人に向いてるラバーかもしれません。
守備系技術
ブロック
柔らかさを感じるので非常にやりやすいです。まあ普通ですね。
カウンター
面を伏せて前に振るといいボールが行きましたが、試合でそれをやるのは難しいかなあという印象が強かったです。少しでも面を開いてしまったり、上に振ったりするとオーバーしてしまい、技術が必要だなと感じました。
サーブ・台上など
シートの食い込みが良い為か切るのが難しいなと感じました。シートの硬いラバーで切るのが好きな人には合わないなと思いました(例えばファスタークg1などで切るのが好きな人)。弾み過ぎてストップが出てしまうということなどはなく、台上技術自体はやりやすかったです。すこし回転の影響は受けやすいなと感じました。
まとめ
全般としては、スペックの高いラバーで威力のでるラバーだなという印象です。テナジーに似ているところもあり多くの人に好まれるラバーかもしれません。
個人的には、回転量が物足りない&弾みすぎるで、つなぐボールのオーバーミスが多くなってしまい扱えないなあ、と思いました。僕にはオーバースペックですね。いいボールはいくけど好みではないラバーでした。