卓球のラバーの色のルール【意外と知らない?】
皆さん卓球のラケットを想像してください。卓球詳しくない人でも、表と裏があってそれが赤色と黒色のものを想像すると思います。
卓球のラケットは、木の板にラバーを張り付けたものになっていますが、そのラバーの色についてちゃんとルールがあるのです。今日はラバーの色について書きたいと思います。
昔は両面同じ色でも良かった
そう昔は表面と裏面の色が同じ色でも良かったのです。しかも何色でもよかったのです!グリーンやイエローなんかもok!!
しかし、1983年にルール改正があり、両面を同色のラバーにするのは禁止になりました。なんでかというと、表と裏で違う性質の同じ色のラバーを貼って、それで相手がどっちで打ったかわからなくさせることが流行りました(一面は裏ソフト、もう一面がアンチなど)。
卓球はこれまでいくつかルールの改正がありましたが、どれもラリーを続けさせるものです。このラバーの色に関する改正もその意図があってのことでしょう。
今後はカラフルなラバーも発売されるかも!?
ずっと赤と黒のルールだったのですが、東京五輪の後ラバーの色が自由化されることが決まっています。片面は黒色で、もう一面を好きな色にすることができます。
去年のT2ダイアモンドでルーマニアのスッチ選手がピンク色のラバーを貼って出場したことは記憶に新しいですね。丁寧選手が困惑しているのが面白い。
今後こういった選手が多く出てくるかもしれませんね。
しかし、一般選手にむけてカラフルなラバーが発売されるかは、まだ明らかになっていません。果たしてどうなるのでしょうか。
ラザンターやヴェガのようにスポンジの色で味を出していたラバーも多いので、シートの色で個性をだすメーカーが現れるかもしれません。
ラバーの色によって性能が違うというのは本当なのか?
卓人の中には黒のラバーの方が硬いからとか性能が高いからといった理由でフォアの色を決める人が結構います。実際中国選手は黒をフォアにしていることが多いです。中国選手の場合はフォアに粘着ラバーを貼るというのが理由にあるかもしれませんが。
本当に赤と黒で性能に違いはあるのでしょうか?今後グリーンやブルーのラバーが発売されたとして。その性能はどうなるのでしょうか?
実際のところどうなのかは分かりません。しかしバタフライさんがこのことについて回答しています。
ラバーの色は、表面のシートを作る時に含有させる顔料(色素)によって決まります。
テナジー・05のシートのゴム性能とディグニクス09Cのシートのゴム性能は違いますが、同じテナジー・05であれば、元になるゴムの性能はまったく同じです。そして、そのシートのゴムに入れる顔料はごく微量なので、同じ種類のラバーであれば、赤でも黒でもほとんど性能に差はありません。色は違っても機械テストでは同じ性能数値が出ます。
とのことで。ラバーの色によって性能差はないとのことです。
気持ちの問題ですね。
最後に
いかがでしょうか?ブルーやグリーンなどカラフルなラバーが発売されるのを僕は期待しています。皆さんは自分の好きな色のラバーが発売されたら買いますか?