ラクザXソフト レビュー・評価【バックが苦手な人におすすめ?】
今回はヤサカから発売されているラクザXソフトというラバーについて、1年程使用したのでレビューしようと思います。比較的に柔らかめなラバーで、中級者のバックに貼られることが多いと思います。なので、同じ立ち位置にあるロゼナと比較しながら、レビュー・評価をしていきます。
ロゼナのレビュー↓
ロゼナが予想以上に良かった話(短いレビュー・評価) - ヤスクマの卓球ブログ
使用したラケットはハッドロウSKで、バックでの使用です。
F:ファイスタークG1 特厚
B:ラクザXソフト 特厚
で使用しました。
今回貼ったラケットのハッドロウSKのレビューはこちら↓
ハッドロウSK レビュー・評価 【やさしい7枚合板】 - ヤスクマの卓球ブログ
はじめに
ヤサカのホームページには
RAKZAXソフトはグリップ力を高めたNSSにソフトスポンジを組み合わせる事でドライブ時の安定性を最大まで高めました。トップ選手ほどのインパクトがなくても、ソフトスポンジでボールを確実につかまえ、NSSにより正確に回転を加える事ができます。
安定したドライブ攻撃を多用するスタイルの選手から、これからドライブ技術を習得する選手まで幅広く対応する万能ラバーです。
と書いてあります。NSS(ノンスリップシート)を搭載したドイツ製ラバーで、ラクザXのソフトバージョンです。ラクザXが45~50度に対して、このラクザXソフトは40~45度となっています。
価格は5200円+税です。
重量
特厚でカットした後の重さで50gでした。ソフトやFX系のラバーの中では比較的重いと思います。ロゼナが非常に軽いのでラケット全体の重量を抑える場合はロゼナの方が良いですね。
攻撃系技術
軽打
柔らかいだけあって安定感があります。面が少しずれてもとりあえず入ってくれる安心感があります。この点はロゼナと似ていて、相手のコートに入れるという能力が高いラバーです。
ドライブ(対上)
NSSと謳うだけあってよく回転をかけることができますが、結構落ちる感じはあります。シートだけで回転かけるのではなくスポンジ含めてラバー全体で掛けた方が安定感がありますね。回転量スピード共に並のボールしか出ないので、バックの上手い人には物足りなく感じるとは思います。
ドライブ(対下)
ループでチョリる分には、ネットにかかる心配がなくてコントロールもしやすいので好感触です。強いボールを打とうとすると柔らかすぎでエネルギーのロスが激しいなと感じました。ロゼナも同じような感じなのであまり変わらないなと思いました。
守備系技術
ブロック
強いボールもエネルギー吸収してくれるので台に収まってくれます。ただ、相手も取りやすそうな感じがしました。この点もロゼナに似ているのですが、ロゼナの方がコントロール性能が高いなと感じました。
カウンター
シートの引っ掛かりが良いので落ちないです。軽くボールの上のなでるようにカウンターすると打ちやすいです。下がったところからだと距離が出づらくてつらいですね。
サーブ・台上など
個人的には、なんかぽよぽよしてて不安な感じがしました。そつなく全部できるのですがストップの時の引っ掛かりが微妙に感じてうーんってなりました。チキータについては、威力は出ないけど安定はします。横回転多めでいれて次を狙うのがいいかも。
まとめ・ロゼナとの比較
全般としては、安定感のでて中級者でバックがあまり得意でない人におすすめなのかなと思いました。立ち位置としてはロゼナに似ていて性能も似ているのですが、ロゼナの方が全体的に高性能かなと感じました。ロゼナの方が軽いし。
ヤサカが好きとか、ロゼナの寿命が気になる人には試してみる価値があるラバーと感じました。